G7広島サミット会場ホテル 通常営業に 総支配人「ほっとした」

G7広島サミットのメイン会場となった広島市南区のホテルは、24日から通常の営業に戻り、ホテルの総支配人は取材に対し、「大きなトラブルもなく、無事に終えられたことにほっとしている」と振り返りました。

広島市南区の宇品島にある「グランドプリンスホテル広島」は、サミットのメイン会場として、今月7日から貸し切りになっていましたが、24日正午をもって通常の営業に戻りました。

ホテルの平瀬春男総支配人は24日NHKの取材に応じ、「会議に集中できる環境をつくることが最大のミッションだと思っていたので、大きなトラブルもなく無事に終えられたことにほっとしているというのが正直な感想です」と話しました。

今回のサミットでは、ウクライナのゼレンスキー大統領が急きょ、対面での参加を決め、このホテルに宿泊しました。

これについて平瀬総支配人は、「ゼレンスキー大統領がいらっしゃると聞いたのは本当に直前で、本当にびっくりしました。急いでチームを編成し対応しました」と振り返りました。

首脳たちが会議の際に使った円卓は、上層階から1階の別のスペースに移されていて、今後、一般公開することも検討しているということです。

また、ホテルではサミット用のオブジェなども残し、訪れる人たちにサミットの雰囲気を味わってもらうことにしています。

平瀬総支配人は「ホテルだけではなく、広島県全体が世界から注目されるというまたとない機会になったと思います。皆さんと一緒に広島の魅力を発信していきたいです」と話していました。