市川猿之助さん出演予定の「六月大歌舞伎」 配役変更し上演へ

自宅で両親とともに倒れているのが見つかった歌舞伎俳優の市川猿之助さんについて、松竹は、出演予定だった来月の歌舞伎座の公演は配役を変更して上演すると発表しました。

市川猿之助さんは今月18日、東京 目黒区の自宅で両親とともに倒れているのが見つかり、その後、両親の死亡が確認されました。

猿之助さんは来月、東京・歌舞伎座で行われる「六月大歌舞伎」の昼の部に出演する予定でしたが、松竹は24日、「現時点におきまして来月の公演に出演することは困難と判断」したとして、猿之助さんが休演すると会社のウェブサイトで発表しました。

猿之助さんがつとめる予定だった「傾城反魂香」の「おとく」の役は若手歌舞伎俳優の中村壱太郎さんに変更するということです。
「六月大歌舞伎」の公演は、来月3日から25日まで行われます。

また、猿之助さんが出演予定の「七月大歌舞伎」の見通しについては改めてお知らせするとしました。

松竹は「現状、さまざまな報道がなされており、弊社としての十分なご説明をさせていただけませんことは大変心苦しい限りです」としたうえで、事態の解明が途上の中でのコメントなどは引き続き差し控えるとしています。