“乗客をトランクに閉じ込め約7分走行” ジェイアール四国バス

四国4県などで高速バスを運行しているジェイアール四国バスは、ことし2月、荷物を取り出そうとしていた乗客1人をバスのトランクに閉じ込めたまま、およそ7分間、走行していたと発表しました。

ジェイアール四国バスによりますと、ことし2月下旬、JRの松山駅から徳島駅に向かっていた高速バスで、乗客の20代の女性が徳島大学前のバス停で降りた際、車体の側面に扉があるトランクに潜り込んで手荷物を取り出そうとしていたのに40代の運転手が別の乗客の対応をしていて気付かず、トランクの扉を閉めて発進したということです。

その後、1キロほど離れた終点の徳島駅に到着して、トランクを開けた際に女性が閉じ込められていたことがわかったということです。

女性が閉じ込められていたのはおよそ7分間で、けがはなかったということです。

ジェイアール四国バスはことし3月に四国運輸局に報告し注意を受けたということで、運転手に対しては戒告の懲戒処分を行ったとしています。

ジェイアール四国バスの宮武賢一安全推進部長は、記者会見で「非常に大きな過失で、お客様に対してご迷惑をおかけして反省している」と謝罪しました。