林外相“新興国や途上国のニーズに応じた支援で関係強化図る”

林外務大臣は、G7広島サミットで「グローバル・サウス」と呼ばれる新興国や途上国の代表格とされるインドやブラジルも交えて食料危機への対応などを確認したと強調し、今後も新興国や途上国のニーズに応じた支援を行い、関係強化を図る考えを示しました。

G7広島サミットでは、「グローバル・サウス」と呼ばれる新興国や途上国の代表格とされるインドやブラジルなど、招待国を交えた拡大会合を行い、首脳宣言とは別に食料安全保障に関する成果文書を発表しました。

これに関連し、林外務大臣は記者会見で「食料危機や気候変動対策、エネルギー問題といった国際社会が直面するさまざまな課題について議論し、G7を超えた幅広いパートナーが協力して取り組むことを確認できた」と強調しました。

そのうえで「グローバル・サウス」の国々との関係の在り方について、「さまざまなニーズに応じて、引き続き積極的で具体的な貢献を行っていく。こうした取り組みを通じて関係を強化し、サミットの成果を9月のG20=主要20か国の首脳会議にもつなげていきたい」と述べました。