ゼレンスキー氏「世界に核による脅しの居場所はない」と記帳

ウクライナのゼレンスキー大統領が21日、広島市の原爆資料館を訪問した際に「芳名録」に記帳した内容が公表されました。
「現代の世界に核による脅しの居場所はない」などと記し、ロシアによる核の脅しに屈しない姿勢を示しています。

ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、G7広島サミットに対面で参加したあと、広島市の平和公園の原爆資料館を訪問したほか、岸田総理大臣とともに平和公園の原爆慰霊碑に献花し、犠牲者に祈りをささげました。

一夜明けた22日、外務省はゼレンスキー大統領が資料館の「芳名録」に記帳した内容を公表しました。

それによりますと「資料館の訪問に深く感銘を受けた。世界中のどの国も、このような苦痛と破壊を経験することがあってはいけない。現代の世界に核による脅しの居場所はない」と記しています。

ロシアのプーチン大統領が核戦力の使用も辞さない構えを見せる中、被爆地・広島で核の脅しに屈しない姿勢を示しています。