G7広島サミット閉幕 湯崎知事「平和発信につなげていきたい」

21日閉幕したG7広島サミットについて、広島県の湯崎知事は記者会見でサミットで広島への関心が高まったとして引き続き平和の発信などに取り組んでいく考えを示しました。

湯崎知事は22日、G7広島サミットを支援してきた広島サミット県民会議の会長として記者会見しました。

この中で湯崎知事は「交通規制などで県民の皆様にはさまざまな不便をかけたが、協力のおかげで円滑な開催ができたことにお礼を申し上げる」と述べました。

そのうえで「サミットを通じて広島のすばらしさを感じてもらえたと思うので、このチャンスを活用して、今後も平和発信や、産業と観光の振興につなげていきたい」と述べました。

また、県民会議の副会長を務める広島市の松井市長は「平和公園や原爆資料館を訪問した首脳たちには広島の思いをしっかり受け止めてもらえたと思う」と述べました。

そして、ウクライナのゼレンスキー大統領が急きょサミットに参加したことに触れ「ウクライナ政府側からもいまの美しい広島を見て復興支援をお願いしたいという話もあった。今後も世界の為政者や若い世代への平和の発信に取り組みたい」と述べました。