尖閣沖 領海侵入の中国海警局の船2隻 21日正午前に領海出る

20日正午すぎから沖縄県の尖閣諸島の沖合で、日本の漁船1隻の動きにあわせるように日本の領海に侵入していた中国海警局の船2隻は、21日正午前に領海を出ました。海上保安本部は、再び領海に入らないよう警告と監視を続けています。

21日午後0時15分すぎ、日本の領海のすぐ外側にある接続水域を航行していた中国海警局の船2隻が、日本の漁船1隻の動きにあわせるように南小島の沖合で相次いで領海に侵入しました。

第11管区海上保安本部は、漁船の周囲に巡視船を配備して安全を確保していましたが、2隻は24時間近く領海内を航行したあと、漁船が操業を終えたのにあわせて、22日正午前に相次いで領海から出たことを確認しました。

海上保安本部は、再び領海に入らないよう警告と監視を続けています。

尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が日本の領海に侵入するのが確認されたのは、ことしに入って14件目です。