今夜からあす 広範囲で黄砂が飛来か 交通への影響など注意

西日本と東日本を中心に晴れて気温が上がり、21日も各地で季節外れの暑さとなりました。
一方、21日夜から22日にかけては北日本から西日本の広い範囲で黄砂が飛来すると予想され、気象庁は交通への影響などに注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと西日本や東日本を中心に晴れ、最高気温は
▽山口県岩国市の広瀬で31.4度
▽宮崎県西米良村で31.3度
▽長野県の安曇野市穂高で30.9度
▽岐阜県美濃市で30度ちょうど
などと真夏日となりました。

また、
▽京都市で29.8度
▽名古屋市で29.7度
▽甲府市で29.3度
▽福島市で29.2度
▽東京の都心で26.3度
などと、各地で6月中旬から7月上旬並みの暑さとなりました。

22日も気温が21日と同じくらいまで上がるところがある見込みで、引き続き熱中症に十分注意し、こまめな水分補給や冷房の使用など対策を心がけてください。

黄砂 「視程」5キロ未満のところも

一方、大陸からの西寄りの風の影響で21日夜から22日にかけて黄砂が飛来する見込みです。

中国や朝鮮半島などではすでに黄砂が観測され、肉眼ではっきり見える範囲の「視程」が2キロから5キロ程度となっているところがあります。

気象庁の予測によりますと、黄砂はこのあと北海道の日本海側に到達し、その後、22日の朝までには東北から九州にかけての広い範囲に広がる見込みです。

黄砂はしだいに薄まりながら22日の夜にかけて太平洋側にも飛来し、日本の広い範囲で「視程」が10キロ未満となり、ところによって5キロ未満になると予想されています。

屋外で洗濯物に黄砂が付着することなどが予想されるほか、「視程」が5キロ未満になると交通への影響が発生するおそれがあり、気象庁は注意を呼びかけています。