日韓外相会談 “北朝鮮対応へ日米韓が安全保障分野で協力”

林外務大臣は、G7広島サミットに合わせて日本を訪問している韓国のパク・チン(朴振)外相と会談し、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対応するため、日米韓の3か国が安全保障分野で協力し、抑止力・対処力を高めていくことで一致しました。

会談は20日午後、広島市内でおよそ50分間行われました。

冒頭、林大臣は「ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の訪日や、岸田総理大臣の訪韓が異例の速さで実現し、関係改善が軌道に乗ったことは大変喜ばしい」と述べました。

これに対し、パク外相は「日韓の間でシャトル外交が完全に復活し、関係が正常化したことを歓迎する」と応じました。

そのうえで両外相は、覇権主義的な動きを強める中国を念頭に、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて具体的な連携の可能性を探っていくことを確認しました。

そして、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対応するため、日米韓の3か国が安全保障分野で協力し、抑止力・対処力を高めていくことで一致しました。