岸田首相 ブラジル大統領と会談 基本的価値の重要性を再確認
岸田総理大臣は、広島で、ブラジルのルーラ大統領と会談し気候変動や食料危機、平和など、国際社会が直面する課題に幅広いパートナーが協力して対応することが重要だという認識で一致しました。
会談は20日朝、G7広島サミットの会場のホテルで1時間ほど行われました。
両首脳はウクライナ情勢に加え、中国や北朝鮮をめぐる情勢について意見交換し、自由や民主主義といった基本的価値の重要性を再確認するとともに、法の支配に基づく国際秩序の維持・強化に向けて協力していくことで一致しました。
また、気候変動や食料危機、平和など、国際社会が直面する課題に幅広いパートナーが協力して対応することが重要だという認識で一致し、来年、ブラジルがG20=主要20か国の議長国となることから、G20サミットに向けた連携を確認しました。
さらに、ことし、両国がともに国連安保理の非常任理事国を務めていることから、安保理改革を主導していくことで一致しました。
このほか、経済分野で貿易や投資を強化していくことも申し合わせました。