れいわ 櫛渕共同代表の不規則発言 与野党5党が懲罰動議を提出

れいわ新選組の櫛渕共同代表が、18日の衆議院本会議の採決で不規則発言を行ったことについて、与野党5党は、ことし2月に続く院の品位を落とす行為だとして、櫛渕氏に対する懲罰動議を衆議院に提出しました。

れいわ新選組の櫛渕共同代表は、18日の衆議院本会議で、鈴木財務大臣に対する不信任決議案の採決の際、壇上で紙を掲げながら「与党も野党も茶番」などと叫び、細田議長から注意を受けました。

これを受けて、19日午前、自民・公明両党と、立憲民主党、日本維新の会、共産党、国民民主党の与野党6党の議院運営委員会の理事らが対応を協議しました。

櫛渕氏は、ことし2月にも本会議で不規則発言などを行い、議院運営委員会の山口委員長から厳重注意を受けていて、共産党を除く与野党5党は、再び院の品位を落とす行為を行ったのは問題だとして、櫛渕氏に対する懲罰動議を提出する方針で一致しました。

そして5党は午後、懲罰動議を衆議院に提出しました。

一方、共産党は、櫛渕氏の行為は認められないが、懲罰までは必要ないとして、動議の提出には加わりませんでした。

櫛渕共同代表「懲罰動議の提出 驚いている」

れいわ新選組の櫛渕共同代表は、NHKの取材に対し「懲罰動議の提出に驚いている。たたかう野党の復活を求めたのが今回の行動の真意で、議場のすべての政党と議員に呼びかけるにはこれしかない。国会の危機的状況を国民に知らせることは一議員としての責務だ」と述べました。