株価 値上がり 32年9か月ぶり「バブル景気」後の最高値更新

東京株式市場は、19日も買い注文が広がり、日経平均株価は終値としても32年9か月ぶりの高値、いわゆる「バブル景気」の後の最高値を更新しました。

▽日経平均株価の終値は18日より、234円42銭高い3万808円35銭と、いわゆる「バブル景気」の時期の1990年8月以来32年9か月ぶりの高値をつけました。
▽東証株価指数=トピックスは、3.84上がって2161.69と、1990年8月以来32年9か月ぶりの水準をつけました。
▽一日の出来高は12億7383万株でした。

東京株式市場では19日も買いが買いを呼ぶ展開となり、終値としても32年9か月ぶりの高値、バブル景気後の最高値を更新しました。

株高の原動力は海外の投資家です。欧米の金融引き締めで景気の減速が懸念される一方で、日本は新型コロナからの経済活動の再開やインバウンドの回復などで、まだ先行きが期待できると見る投資家が増えているからです。

海外の投資家が日本の株式を買った額は7週連続で売った額を上回り合わせて2兆8000億円余りの「買い越し」になっていて、「日本株を持たないことが今はリスクだ」との声も聞かれます。

ただ、消去法的に日本株が選ばれているのではないかという慎重な見方もあり、この先の株価がどうなるのかは海外経済の先行きや、日本企業の成長戦略にかかっていると言えそうです。