ウクライナ軍 “ロシアの極超音速含むミサイルすべて迎撃”

ウクライナ軍は、ロシアが極超音速ミサイルだとするミサイル6発も含め、ロシア軍が集中的に発射したミサイルをすべて迎撃したと発表しました。
ゼレンスキー大統領は、欧米から兵器の供与を受け防空能力が向上していることを誇示し、徹底抗戦する姿勢を改めて強調しました。

ウクライナでは16日、首都キーウなど、各地でロシア軍が集中的にミサイル攻撃を行いました。

これについて、ウクライナ軍の参謀本部は、発射された18発のミサイルはすべて迎撃したと発表し、ロシア側が極超音速ミサイルだとする「キンジャール」6発も含まれていたとしています。

また、ゼレンスキー大統領も16日、18発すべてを迎撃したとしたうえで「適切な防空システムでわが国を助けてくれている」と述べ、地対空ミサイルシステム「パトリオット」をはじめとする兵器を供与した各国に感謝の意を示しました。

そして、欧米から兵器の供与を受け、防空能力が向上していることを誇示し「各国とともにテロ行為に対する防衛を可能なかぎり強化していく」と述べ、徹底抗戦する姿勢を改めて強調しました。

一方、ロシアのショイグ国防相は16日、国営のロシア通信に対し「彼らが声明で撃ち落としたとされるほどの『キンジャール』を発射していない。ウクライナが主張する迎撃の数は、われわれが発射する数より3倍多い」と述べ、ウクライナ側が「キンジャール」6発を迎撃したとの発表を否定しました。