患者暴行事件の精神科病院 改善計画を修正し再提出 都が受理

看護師による入院患者への暴行事件を受けて、改善計画を都に提出したものの、「具体性が足りない」と指摘された東京 八王子市の精神科の病院が、16日修正した計画を再提出し、受理されました。

入院患者を暴行したとして複数の看護師が逮捕されるなどした八王子市の精神科病院「滝山病院」に対し、都は先月、改善命令を出しました。

今月9日、病院は改善計画を都に提出しましたが、都から「具体性が足りない」と指摘されたため、16日、修正した計画を再提出し、都に受理されました。

計画では、弁護士や専門家など外部の第三者を含めた虐待防止委員会を少なくとも月1回は開いたり、職員を対象にした研修を来月実施できるよう準備を進めたり、虐待を疑う行為を見た職員が報告しやすいよう外部に相談窓口を設けたりするとしています。

計画書の中で滝山病院は「二度とこのような虐待を起こさないように再発防止に努める決意です」としています。

都は、今後、計画どおりに改善が進んでいるかどうか、調べていくことにしています。