ジャニーズ元所属タレント“性被害防止の法整備を”立民会合で

ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長から性被害を受けていたという元所属タレントの男性2人が、立憲民主党の会合に出席し、性被害の再発防止に向けた法整備の必要性を訴えました。

立憲民主党は16日に会合を開き、4年前に亡くなったジャニー喜多川前社長から性的な行為を受けていたという、かつてジャニーズ事務所にタレントとして所属していた男性2人からヒアリングを行いました。

このうち、現在はミュージシャンとして活動するカウアン・オカモトさんは「芸能界に限らず、絶対的に立場が上の人から何かを要求されたときに拒むのは難しい。私たちのような被害者が、今後生まれないための法整備が行われることを強く願う」と訴えました。

そのうえで、「今は、被害者が声を上げたときに失うものが大きすぎる。ジャニーズ事務所や芸能界が変わり、国民が考えるきっかけになっているので、被害を言いやすく、自分の身を守れるような安心感を与えたい」と話しました。

また、現在は芸能事務所の代表を務める橋田康さんは、13歳のころに性被害を受けたとしたうえで、「子どもたちが性被害にあわず、エンターテインメントの世界をまっすぐ走れるような場をつくるのが大人のやることだ。法律として形に残したい」と訴えました。