首都高速1号羽田線「高速大師橋」架け替え 27日から通行止めへ

東京と神奈川を結ぶ首都高速道路の「高速大師橋」は、老朽化に伴って架け替える予定の新しい橋がほぼ完成し、16日に報道に公開されました。この架け替えで1号羽田線は5月27日から2週間通行止めになるため、首都高速道路会社は渋滞の回避に協力するよう呼びかけています。

多摩川にかかる首都高速道路の「高速大師橋」は、開通から50年以上がたって老朽化による損傷が1200か所以上確認され、新しい橋への架け替えが予定されています。

今回の工事では、今の橋の車を通行させたまま、新しい橋を隣で造り、その後、スライドさせるようにまるごと交換する、首都高では初めての工法がとられていて、新しい橋は16日までにほぼ完成しました。

16日は、橋桁の上が報道に公開され、公開された全長およそ300メートルの橋の上には、案内標識や照明がすぐ使える状態で設置されていました。

首都高速道路 通行止め区間と期間

首都高速1号羽田線では、5月27日の午前5時から6月10日の午前5時までの2週間、終日通行止めとなります。

通行止めの区間は、
▽1号羽田線の平和島出入口と、1号横羽線の大師出入口の間の上下線と、
▽1号羽田線の昭和島ジャンクションと、高速湾岸線の東海ジャンクションの間の上下線です。

首都高速道路会社は、う回路など周辺の道路で渋滞が予想されるとして、通行止めの期間中は、
▽周辺での車の利用を控えたり、
▽混雑する時間帯の利用を避けたりするなど、
渋滞の回避に協力するよう呼びかけています。

首都高速道路会社 更新・建設局の野網孝之事業推進部長は「長期的な安全確保のために橋を架け替える。高速だけでなく一般道も含めて通常以上の渋滞が予想されていて、可能な方は予定の変更や電車の利用などを検討してほしい」と話していました。