政府 G7広島サミットを前にウクライナ政府関係者ら招待へ
G7広島サミットを前に、日本政府はウクライナ政府の関係者らを招き、復旧・復興の関連技術を視察してもらうことにしています。
ウクライナ支援を重視する姿勢を示し、サミットの議論を主導する環境を整えるねらいもあるものとみられます。
今週19日に開幕するG7広島サミットでは、ロシアによる侵攻で打撃を受けたウクライナの社会・経済インフラの復旧・復興をめぐっても議論が行われる見通しで、岸田総理大臣は、G7とウクライナとの揺るぎない連帯を確認したいという意向を示しています。
これを前に日本政府は、ウクライナの政府関係者らを日本に招き、震災の被災地などで復旧・復興の関連技術を視察してもらうことにしています。
具体的には、がれきの効果的な処理の手法や、電力システムを強化するノウハウを直接見てもらうなどして、ウクライナの再建の取り組みを後押ししたい考えです。
日本政府としては、サミットに向けて、ウクライナ支援を重視する姿勢を示すことで、議長国として議論を主導する環境を整えるねらいもあるものとみられます。