G7科学技術相会合 高市大臣“地球規模課題解決へ役割重要”

G7=主要7か国の科学技術相会合が仙台市で開幕しました。議長を務める高市科学技術担当大臣は、地球規模課題の解決に向けた科学技術の役割が重要になっているとして、国際的な取り組みをリードしていく考えを強調しました。

G7科学技術相会合は、高市科学技術担当大臣をはじめ、各国の担当相らが出席し、12日、仙台市で開幕しました。
冒頭、高市大臣は「今日の国際情勢を踏まえ、地球規模課題の解決における科学技術の役割と国際協力はますます重要になっている。日本はG7各国のパートナーと共同でさまざまな国際的取り組みをリードしていきたい」と強調しました。

その上で「会議での議論などを通じ、各国がそれぞれの政策に対する理解を深めるとともに、信頼関係を強化し、G7間の関係性をより高い次元にする機会となることを期待している」と述べました。

科学技術相会合は14日までの3日間行われ、各国の研究データや学術論文を速やかに共有する方策や、宇宙ゴミの低減策を含む宇宙空間の安全で安定した利用のあり方などについて意見が交わされます。

そして、議論の成果が共同声明としてまとめられる見通しです。