林外相 G7サミット “国際社会が結束する重要性 確認したい”

1週間後に開幕を控えたG7広島サミットで、林外務大臣は、ロシアによるウクライナ侵攻を一日も早く終わらせるため「グローバル・サウス」と呼ばれる新興国や途上国を含めた国際社会が結束する重要性を確認したいという考えを示しました。

林外務大臣は記者会見で、G7広島サミットについて「ロシアによるウクライナ侵略を一日も早く終わらせるため、『グローバル・サウス』と呼ばれる新興国や途上国を含む国際社会全体が、主権や領土一体性の尊重といった国連憲章の原則を守るべきと声を上げることが重要だ」と述べました。

そのうえで、みずからも現地入りして岸田総理大臣が各国の首脳と行う会談に同席すると説明し「長野県軽井沢町での外相会合など関係閣僚会合の結果も踏まえ、首脳間で有意義な議論が行われるよう岸田総理大臣を支えたい」と述べました。

一方、アメリカのバイデン大統領が債務上限の引き上げをめぐる協議の成り行きしだいでは、広島サミットで日本を訪問しない可能性もあるとしていることについては「アメリカ政府から本件に関する通告などは一切受けていない」と述べました。