「寝ている時に地震」どう対応し備えればいいか 防災士に聞く

11日早くに、最大震度5強の揺れを観測した地震は多くの人が寝ている時間帯に起きました。どう対応し、備えればいいのか、防災士に話を聞きました。話を聞いたのは、防災士の菊池顕太郎さんです。

【寝ている時に地震、どうする】

まず始めに、今回のような時間帯、布団に入っている際に地震が起きたとき、どのように行動すればいいか聞きました。

1、安定する姿勢で揺れが収まるのを待つ

菊池さんは、緊急地震速報や揺れが大きいと感じた時はまず、安定する姿勢をとることが大事だといいます。

大きな地震ではバスで急停車したような衝撃になるため、
▽部屋の大きな柱などにつかまったり、
▽柱などがない場合は物が落ちてこない場所でカエルが座るようなポーズをとったりすることが有効だということです。

2、移動時はガラスなどの破片に注意

そして、揺れが収まったあと、避難などのために移動する場合はどうすればいいのか。

このとき、あわてて動かず、床に割れたガラス片などが落ちていないか、確認することが大切だといいます。

枕元に置いてある懐中電灯やヘッドライトまたは、携帯のライトを床づたいに照らすと破片が見つけやすくなります。

移動する時は、あらかじめ用意しておいたスリッパを履いて移動するようにしてください。

3、家の外に出るときも確認

家の外に出るときも確認が重要だとしています。

瓦が落ちてこないか、電線が切れてぶら下がっていないか、周りを確認しながら出るのが大切だということです。

そして、周辺で火災の煙が上がっていないか確認してほしいといいます。

近くで火災が起きていて煙が自分のいる方向に流れているときは火災が迫ってくるおそれがあるので、すぐ避難することが大事だということです。

【事前の備え、改めて確認】

続いて各地で地震が相次ぐ中、事前にどのような対策をとるべきなのか、聞きました。

1、家具の配置見直しや固定

家具などが倒れ下敷きになったり、避難できなくなったりしないよう配置を見直したり固定することが大切だといいます。

菊池さんは、
▽枕元や寝室には倒れるおそれがあるものを置かないこと、
▽大きな倒れやすい家具は固定することが重要だとしています。

内閣府の防災に関する調査では「家具・家電などを固定している」という人はおよそ36%にとどまっていますが、菊池さんは「賃貸物件でも、壁に穴を開けずに粘着式で固定できるものがあるので活用してほしい」と話しています。

2、防災バッグなどの準備

また、自宅から避難する際に必要なものを事前に準備し、手の届くところに置いておくことも重要だといいます。

具体的には、
▽寝床から移動する際に使うヘッドライトや履物
▽家から避難する時に持ち出す防災バッグなどを準備しておいてほしいとしています。

3、食料や水を準備

また、自宅で避難生活をするために重要な食料や水を確保しておくことも大切です。

ペットボトルに入った長期保存できる水や、食品を日頃から備蓄してほしいとしています。

また、冷蔵庫に入っている食品を守るための対策も効果的だといいます。

揺れを感知した際に扉をロックする器具を活用することで、扉が開いて急速に傷んでしまうのを防ぐことができるためです。

菊池さんは「きょう感じた危機感を忘れずにできれば1週間以内に小さなことでも行動に移し、地震対策を行って命を守ってほしい」と話していました。