NATO事務総長 連絡事務所を東京に開設へ 日本政府と協議
NATO=北大西洋条約機構のストルテンベルグ事務総長は、NATOの連絡事務所を東京に開設することを日本政府と協議していると明らかにしました。
これはストルテンベルグ事務総長が10日、CNNテレビのインタビューで述べたものです。
この中でストルテンベルグ事務総長は「日本はNATOにとって非常に緊密で重要なパートナーだ」と述べました。
そのうえで、ロシアや中国への対応を念頭に、NATOとインド太平洋地域の国々との連携を強化する必要があると強調し、NATOの連絡事務所を東京に開設することについて日本政府と協議していると明らかにしました。
ストルテンベルグ事務総長は、開設の時期など詳しいことには言及しませんでしたが、アメリカメディアによりますと、実現すればNATOとしては初めてのアジアの事務所になるということです。
ロシア「アジアへのNATO進出 地域の軍事化と対立増大」
ロシア外務省のザハロワ報道官は10日、記者会見で「NATOの中核要素である反ロシアと反中国を拡大するため、アジア太平洋地域にまでNATOを定着させようとする野心の表れだ。アジアへのNATOの進出は、この地域の軍事化と対立の増大につながると確信している」と批判しました。