イギリス チャールズ国王 戴冠式終え国民などへ謝意表す

イギリスで70年ぶりとなる戴冠式を終えたチャールズ国王がメッセージを発表し「心から謝意を伝えたい」と、国民などへの感謝の気持ちを表しました。

8日にイギリス王室を通じて発表されたメッセージで、チャールズ国王は6日の戴冠式やその後の関連イベントなどに触れ「特別な機会をつくってくれたすべての人たちに、心から謝意を伝えたい」としました。

その上で「皆さんの支援や激励、そしてさまざまな形で表してくれた優しさを目にしたことは、戴冠における最大の贈り物となった」として、みずからが元首となっているイギリスやイギリス連邦の国々に奉仕する決意を改めて示しました。

また、戴冠式の日にバッキンガム宮殿で撮影された写真も公開され、この中では王冠をかぶったチャールズ国王が宝物を手にしたり、カミラ王妃と並んで穏やかな表情を見せたりしています。

一方、イギリスの警察は、戴冠式を妨害しようとした疑いなどで64人を逮捕したことを明らかにしました。

このうち6人が証拠不十分で釈放されたということで、当日、抗議デモを主催した団体は「警察の行動は、平和的な抗議活動を抑圧するものだ」と批判しています。