公明 “緊急事態の国会議員任期延長” 党の対応を議論開始

国会の憲法論議で、緊急事態の際の国会議員の任期延長の是非が焦点の1つとなるなか、公明党は、党としての対応について議論を始めました。

国会では、大規模災害などの緊急事態の際、国会議員の任期を延長できるようにする規定を憲法に設けるかどうかをめぐって議論を重ねていますが、公明党内では、衆議院側が前向きな姿勢を示しているのに対し、参議院側からは慎重な議論を求める声が出ています。

こうした中、公明党は、9日午後、およそ1年ぶりとなる党の憲法調査会の会合を開きました。

会合では、憲法の規定で、衆議院が解散された際、内閣が求めることができるとされている参議院の緊急集会について、緊急事態で選挙が行えない場合に、どの程度活用できるかについて専門家からヒアリングを行い意見を交わしました。

公明党は、今後、幹部を中心に会合を開き、議員任期の延長への党としての対応について検討を進めることにしています。