エジプト シナイ半島での停戦監視 自衛官2人追加派遣 自民了承

エジプトのシナイ半島で停戦監視にあたる多国籍軍・監視団への自衛官の派遣について、政府は、国際機関からの要請を踏まえ、追加で2人の自衛隊員を派遣する方針を自民党の会合に示し、了承されました。

政府は2019年4月から、イスラエルと国境を接するエジプト東部のシナイ半島で停戦監視にあたる国際機関、MFO=多国籍軍・監視団の司令部に幹部自衛官2人を派遣しています。

これについて政府は、MFO側からことし2月に追加の派遣要請があったことを踏まえ、新たに2人の自衛隊員を派遣し、合わせて4人とする方針を9日に開かれた自民党の安全保障関連の会合に示しました。

出席者からは異論は出されず、了承されました。

一方、政府は南スーダンでの国連のPKO=平和維持活動をめぐって、現地の司令部要員として自衛官を派遣する期間を来年5月末まで1年延長する方針も示し、併せて了承されました。

政府は、いずれも今月中にも閣議決定する方針です。