タイ総選挙 ゾウが模擬投票 全土で投票を呼びかけるイベント

タイでは、今月14日の総選挙を前に全土で投票を呼びかけるイベントが開かれ、中部の古都アユタヤでは観光客に人気のゾウが模擬投票を行いました。

タイでは今月14日に総選挙が行われ、9年前のクーデター以降、軍の影響力の強い与党が分裂する中、クーデターで政権を追われたタクシン元首相派の最大野党による政権交代が実現するかが焦点となっています。

これを前に9日、全土で投票を呼びかけるイベントが開かれ、中部の古都アユタヤでは遺跡を巡る観光客に人気のゾウが参加しました。

ゾウは、ペンを鼻で挟み、投票用紙に模した紙に書き込むそぶりをみせたあと、用紙を箱の中へ入れました。

このあと、参加した人はゾウとともに町を練り歩き、道行く人たちにパンフレットを配って投票を呼びかけていました。

タイの選挙管理委員会によりますと、前回4年前に行われた総選挙の投票率は74.87%と、低下傾向が続いていて、今回はより多くの有権者に投票してもらいたいとしています。