チャールズ国王戴冠式にあわせイギリス各地でボランティア活動

イギリスのチャールズ国王の戴冠式にあわせ、長年、慈善事業に力を入れてきた国王に敬意を示そうと、イギリス各地でボランティア活動を推進する催しが行われました。

この催しは戴冠式にあわせて祝日となった8日、イギリスの複数の慈善団体が行いました。

このうち、ロンドンの公園では、国王が環境保護活動に取り組んできたことにならい、野生動物が過ごしやすい環境を作ろうと、地元の親子連れなどが植物の種をまく作業を行いました。

子どもと一緒に参加した40歳の女性は「国王は、生物多様性や地球温暖化対策に熱心で、子どもたちが環境問題について考えるいい機会になると思う」と話していました。

種をまくイベントを主催した地元の議員、ロス・ガロードさんは「戴冠式の一環のイベントで、多くの人がボランティアに参加することを促す絶好の機会になると思う」と話していました。

また、ロンドン近郊で行われた建物の改修を支援する催しではウィリアム皇太子一家が参加し、皇太子みずから、ショベルカーを操り地面を掘る作業などを行いました。

このほかスナク首相は、高齢者に食事をふるまう活動に参加し「このようなイベントが全国で何万と行われていて国王の長年の奉仕が反映されている」とチャールズ国王の長年の取り組みをたたえました。