チャールズ国王の戴冠祝うコンサート 人気歌手らが熱唱

イギリスのチャールズ国王の戴冠を祝うコンサートが7日、ロンドン郊外のウィンザー城で開かれ、国王夫妻も鑑賞する中、国内外のアーティストや市民が歌などを披露しました。

このコンサートはウィンザー城の庭園に設けられたステージで開かれ、抽せんで選ばれたおよそ2万人の市民、それに6日に戴冠式を行ったチャールズ国王とカミラ王妃など王室のメンバーも鑑賞しました。

ステージには19組が相次いで登壇し、ライオネル・リッチーさんやケイティ・ペリーさんなどの人気歌手が代表曲を熱唱したほか、チャールズ国王が元首となっているイギリス連邦の14の国の人たち、それに聴覚障害者や性的マイノリティーの人たちなども合唱を披露し、多様性を重視する国王の意向が反映された内容となりました。

チャールズ国王は終始リラックスした様子で、曲に合わせて手拍子をとったり、イギリスの国旗を振ったりしていました。

途中、長男のウィリアム皇太子がステージに上がり「父は50年以上にわたってイギリスや世界中で人々に尽くし、今後もそれを続けることを戴冠式で誓いました。あなたのことを誇りに思います」などとあいさつすると、観客から大きな拍手が送られ、会場は祝賀ムードに包まれていました。