西日本~東北 各地で5月最多雨量 ピーク過ぎるも注意を

前線と低気圧の影響で、西日本から東北では8日朝にかけて雨が強まり、各地で5月としては最も多い雨量を記録する大雨となりました。大雨のピークは過ぎましたが、地盤が緩んでいるところや増水している川があり、引き続き注意が必要です。

気象庁によりますと、前線と低気圧の影響で、西日本から東北では7日から8日朝にかけて断続的に激しい雨が降りました。

8日にかけての48時間の雨量は午後4時までに、
▽静岡県浜松市熊で252.5ミリ、
▽兵庫県西宮市で210.5ミリ、
▽長崎市で167ミリ、
▽富山市で160ミリ、
▽千葉市で152ミリなどと、
全国83地点で、5月としては観測史上、最も多くなりました。

また、今月5日の地震で震度6強の揺れを観測した石川県珠洲市も、午前7時前までの48時間の雨量が117ミリと5月として最も多くなりました。

前線と低気圧が次第に遠ざかり各地の大雨のピークは過ぎましたが、これまでの雨で地盤が緩んでいたり川の水位が高くなっていたりする地域があります。

気象庁は引き続き、土砂災害や川の増水に注意するよう呼びかけています。