米テキサス州 ショッピングモールで銃撃事件 8人死亡 7人けが

アメリカ南部のテキサス州にあるショッピングモールで銃撃事件があり、これまでに8人が死亡し、7人がけがをしました。
容疑者とみられる人物は、駆けつけた警察官にその場で射殺されたということです。

アメリカ南部テキサス州のアレンにあるショッピングモールで、6日午後、日本時間の7日午前5時半ごろ、銃撃事件がありました。

地元の消防などによりますと、これまでに8人が死亡したほか、7人がけがをして病院で手当てを受けていて、このうち3人が重体となっています。

容疑者とみられる人物は、駆けつけた警察官にその場で射殺されたということです。

現場のショッピングモールは、ダラスから北におよそ40キロ離れた場所にあり、事件当時は土曜日の午後とあって、多くの家族連れなどでにぎわっていたということです。

地元メディアが伝えた、現場に居合わせた人が撮影したとされる映像では、銃声が聞こえるやいなや、その場から走って逃げ出す人の姿などが確認できます。

警察は、当時の状況や犯行の動機などについて詳しく調べています。

米では複数人が犠牲になる銃撃事件が相次ぐ

アメリカではことしに入って、複数の人が犠牲になる銃撃事件が相次いでいます。

1月に西部カリフォルニア州のロサンゼルス郊外で開かれていた旧正月を祝うイベントで男が銃を発砲し、11人が死亡しました。

また、南部テネシー州では3月、幼稚園を併設する小学校で銃撃があり、子ども3人を含む6人が死亡したほか、先月には南部ケンタッキー州の銀行で、男がライフル銃を発砲して5人が死亡する事件が起きています。

銃撃事件について統計をまとめているNPO「ガン・バイオレンス・アーカイブ」によりますと、アメリカ国内でことし1月以降、4人以上が巻き込まれた銃撃事件は、今月4日の時点で192件となっていて、去年の同じ時期を上回るペースになっているということです。