南アルプス「笊ヶ岳」で滑落した女性 警察が救助 命に別状なし

6日、南アルプスの「笊ヶ岳」で滑落した40代の女性が7日朝、警察に救助されました。警察や消防によりますと、女性は病院に搬送されて手当てを受けていますが、意識はあり、命に別状はないということです。

警察や消防によりますと、6日午後6時すぎ、山梨県と静岡県にまたがる南アルプスの「笊ヶ岳」で登山に訪れていた山梨県早川町の40代の女性が、下山中に滑落したと同行していた男性から警察に通報がありました。

男性は6日夜のうちに自力で下山し、警察と消防は男性の話を手がかりに7日朝から女性の捜索を行い、午前6時すぎに山の中腹付近で女性を発見して救助したということです。

女性は整備されていない山道を下りていたところ、20メートル余り滑落して身動きが取れなくなり、山中で夜を明かしたということです。

女性は病院に搬送されて手当てを受けていますが、意識はあり、命に別状はないということです。

早川町によりますと、笊ヶ岳は標高およそ2600メートルで、登山道の入り口から山頂までの標高差が2000メートルと高く上級者向けの山だということです。