ヴィッセル神戸 イニエスタ選手が今季限り 夏に移籍の可能性も

サッカー元スペイン代表のアンドレス・イニエスタ選手がJ1のヴィッセル神戸でプレーするのが今シーズン限りとなり、早ければこの夏にも移籍で退団する可能性があることが関係者への取材でわかりました。

今月11日で39歳になるイニエスタ選手はドリブルやパスワークなどの高い技術に加え状況判断にも優れたミッドフィルダーで、スペイン代表としてワールドカップに4大会連続で出場し、2010年の南アフリカ大会では優勝に大きく貢献しました。

2018年にスペイン1部リーグの強豪バルセロナからヴィッセルに移籍し、2020年1月にはクラブ初のタイトルとなる天皇杯を獲得したほか、その年のACL=アジアチャンピオンズリーグではベスト4に導きました。

しかし、昨シーズンからケガの影響などで出場機会が減り、今シーズンはチームの戦術の変化もあってリーグ戦での出場はいずれも途中からの2試合にとどまっています。

イニエスタ選手は今シーズン終了までヴィッセルとの契約を残していますが、関係者によりますと契約の延長は行わないということで、ヴィッセルでプレーするのが今シーズン限りとなりました。

また、イニエスタ選手は現役続行を強く希望していて、現時点では具体的に決まっていないものの中東のクラブなどから獲得の意向も示されていて、今後の交渉次第では早ければこの夏にも移籍でヴィッセルを退団する可能性があるということです。