【詳細】イギリス チャールズ国王 戴冠式 6日の行事すべて終了

イギリスのチャールズ国王の戴冠式がロンドンのウェストミンスター寺院で行われました。

国王は戴冠式を終えてバッキンガム宮殿に戻ったあと、宮殿のバルコニーから集まった人々に手を振り、6日の関連行事をすべて終えました。

戴冠式の様子やロンドン市内の状況を詳しくお伝えします。

(時刻は日本時間で記載しています。日本とイギリスの時差は8時間です)

22:30ごろ 宮殿上空でイギリス軍による儀礼飛行

チャールズ国王夫妻など王室のメンバーが見守る中、日本時間の午後10時半ごろ、バッキンガム宮殿の上空ではイギリス軍による儀礼飛行が行われました。

公共放送BBCによりますと悪天候のため規模は縮小されたということで、ヘリコプターの編隊が通過したあと、空軍のアクロバット飛行隊「レッド・アローズ」が赤い機体の9機編隊で宮殿の上空に近づき、イギリスの国旗の色と同じ赤、白、青の3色のスモークを使って線を描きました。

国王夫妻は一度、宮殿の中に入ったあと再びバルコニーに姿を現し、人々の歓声に応えていました。

6日に予定されていたチャールズ国王の戴冠式に関連する行事はこれですべて終わりました。

22:30前 バッキンガム宮殿のバルコニーに王室メンバー

日本時間の午後10時半前、バッキンガム宮殿のバルコニーにチャールズ国王夫妻やウィリアム皇太子一家など王室メンバーが姿を見せました。

宮殿前の通り「ザ・マル」は規制が解除され、詰めかけた人たちが大きな歓声をあげて国王夫妻を祝福していました。

22:28 宮殿の門の手前まで人々

バッキンガム宮殿のバルコニーでの挨拶は、集まった一般の人たちを宮殿の門の手前まで入れて行われました。間近で国王を見た女性は「まさかここまで近くで見られるとは思ってなかったので、とてもうれしいです」と興奮しながら話していました。

21:50 国王夫妻がテラスに 軍隊が喝采を送る

パレードに参加した衛兵など各国の軍隊およそ4000人は、バッキンガム宮殿の庭に整列し、日本時間の午後9時50分ごろチャールズ国王夫妻が宮殿のテラスに出てくると、帽子を取って喝采を送りました。

21:35ごろ 国王夫妻がバッキンガム宮殿に戻る

ウェストミンスター寺院での戴冠式を終えたチャールズ国王夫妻は、日本時間の午後9時35分ごろ、大勢の人たちが待ち受ける中バッキンガム宮殿に戻りました。

21:30ごろ トラファルガー広場をパレードが通過

雨が降る中、長時間待ってパレードを見届けた沿道の人たちは満足そうな表情を浮かべていました。

60歳のアンジーさんは「天気も気にならないくらい、とても素晴らしい日でした。環境問題に関心のあるチャールズ国王は、きっと人々のための偉大な王になると思います。あのエリザベス女王の息子なのですから」と話していました。

21:15 馬車がバッキンガム宮殿に向かう

戴冠式を終えた国王夫妻を乗せた馬車がバッキンガム宮殿に向かいます。

戴冠式で使用された「戴冠宝器」

戴冠式では、イギリス王室に伝わる「戴冠宝器」と呼ばれる数々の伝統の宝物が使用されました。

チャールズ国王が授けられた「聖エドワードの王冠」をはじめ宝珠やしゃくは王位などを象徴する上で特に重要な意味を持つ「レガリア」と呼ばれ、戴冠式ではひとつひとつ国王に授けられました。

21:00すぎ 戴冠式終了 バッキンガム宮殿へ

日本時間の午後9時すぎ、2時間ほどにわたって行われたチャールズ国王の戴冠式は終わりました。

冠を戴冠式で授けられた「聖エドワードの王冠」から「大英帝国王冠」にかえたチャールズ国王は、右手にしゃく、左手に宝珠を持ってウェストミンスター寺院をあとにしました。

このあと国王夫妻は、1762年につくられた8頭立ての馬車「ゴールド・ステート・コーチ」に乗り込み、行きと同じルートでバッキンガム宮殿に向かいます。
パレードにはさらに馬車3台が続き、ウィリアム皇太子一家など王室のメンバーなどが乗車します。

このほかイギリス連邦の加盟国、「コモンウエルス」の軍隊なども加わって行きよりも規模がより大きなものになっています。

21:00ごろ 各宗教の関係者らが国王に挨拶

日本時間の午後9時ごろ、ウェストミンスター寺院の出口で待っていたユダヤ教やヒンドゥー教、シーク教、それにイスラム教と仏教の関係者らがチャールズ国王に「信仰の隣人として、われわれはあらゆる信仰を持つ人々と団結し、共通の善のためにあなたとともに奉仕します」とあいさつしました。

20:55ごろ イギリス国歌の斉唱

日本時間の午後8時55分ごろ、イギリス国歌「ゴッド・セーブ・ザ・キング」の斉唱が行われ、参列者の歌声がウェストミンスター寺院に響きわたりました。

国歌に合わせてチャールズ国王は、寺院の外に向かって歩き出しました。

20:44 ウェストミンスター寺院前に8頭立ての馬車

ウェストミンスター寺院前には200年間にわたる歴代の戴冠式で使われてきた8頭立ての馬車「ゴールド・ステート・コーチ」が到着。チャールズ国王夫妻をバッキンガム宮殿に送り届けるため雨の中、待機しています。

20:15ごろ カミラ王妃も戴冠

日本時間の午後8時15分ごろ、カミラ王妃は大粒のダイヤモンドがあしらわれた冠を授けられました。

この冠は、1911年にチャールズ国王の曽祖母にあたるメアリー王妃が着用したもので、カミラ王妃のために形や大きさが調整されたということです。

王室によりますと、王妃が既存の冠を使うのは18世紀以降では初めてのことで「持続可能性と効率性の観点から選ばれた」ということです。

20:10ごろ ウィリアム皇太子が忠誠誓う

日本時間の午後8時10分ごろ、「プリンス・オブ・ウェールズ」の称号を持つウィリアム皇太子がチャールズ国王に向かってひざまずき、「プリンス・オブ・ウェールズのウィリアムは忠誠を誓う」と述べて国王のほおに口づけをしました。

寺院の床は修復されたモザイク画

チャールズ国王が戴冠の際に座っていたいすが置かれた床は、色とりどりの石やガラスを使って複雑な模様が描かれた7メートル58センチ四方のモザイク画で、1268年に完成したイギリス中世美術の傑作とされています。

損傷が激しいことから1953年のエリザベス女王の戴冠式ではじゅうたんで覆われましたが、修復を終えてお披露目されました。

戴冠式のあとことし7月までの間、初めて一般に開放され、靴下をはいて立ち入ることができるようになるということです。

20:02 沿道からも「国王陛下万歳」の声

祝砲の音が聞こえるとバッキンガム宮殿の前の沿道からは大きな拍手や「国王陛下万歳(God save the King.)」という声が聞こえました。

20:00すぎ 祝砲が打ち上げられ拍手

チャールズ国王の戴冠にあわせて祝砲が打ち上げられ、観客たちから拍手が上がりました。話を聞いた女性は「イギリス国民であることを誇りに思います。戴冠式があいにくの雨で残念ですが、それもイギリスらしいです」と話していました。

20:02ごろ チャールズ国王が戴冠 参列者は「国王万歳」と祝福

日本時間の午後8時2分ごろ、カンタベリー大主教がチャールズ国王に「聖エドワードの王冠」を授けました。

チャールズ国王が戴冠すると参列者が大きな声で「国王万歳」と叫んで祝福し、ウェストミンスター寺院の鐘とファンファーレが鳴り響きました。
「聖エドワードの王冠」は1661年に作られ、ルビーやアメジスト、サファイア、ガーネットなどの大きな宝石で飾られていて、重さは2キロほどになるということです。

また上の部分にある十字架と宝珠はキリスト教の世界を象徴しているということです。

チャールズ国王は、ウェストミンスター寺院で戴冠した40人目の君主になります。

19:45ごろ 国王に聖なる油を塗る儀式

日本時間の午後7時45分ごろ、カンタベリー大主教がチャールズ国王に聖なる油を塗る儀式が行われました。

この儀式は戴冠式で最も神聖だとされ、参列者からも見えないようについたてで囲んだうえで行われました。

使用されたのは中東のエルサレムにある修道院で収穫されたオリーブを搾った油で、黄金の器から12世紀に作られたとされるスプーンに注がれたあと、国王の手や胸、頭に塗られたということです。

19:30 各国のメディアが中継

ウェストミンスター寺院前のメディア用ステージです。寺院の中からときおり聖歌が聞こえてきますが、それ以上に響いているのが中継リポートの声。英語だけでなくスペイン語、イタリア語、ドイツ語など様々で、各国の注目度の高さを伺うことができます。

19:26ごろ スナク首相が聖書の一節を読み上げる

日本時間の午後7時26分ごろ、スナク首相が新約聖書の一節を読み上げました。

スナク首相はヒンズー教徒ですが、イギリスの首相としてこの役目を担ったということです。

19:13ごろ 国王による誓いの儀式

日本時間の午後7時13分ごろ、戴冠式で国王による誓いの儀式が行われました。

カンタベリー大主教はイギリス国教会の役割について「あらゆる信仰や信念を持つ人々が自由に暮らす環境を整えていく」と述べました。

このあとチャールズ国王はイギリスを法に基づき統治するなどと誓いを立て、宣誓書に署名しました。

19:09ごろ チャールズ国王を承認する儀式

日本時間の午後7時9分ごろ、チャールズ国王を承認する儀式が行われました。

カンタベリー大主教が祭壇に向かってチャールズ国王を「疑いようのない国王だ」と宣言すると、参列者が一斉に「チャールズ国王万歳」と応じました。

19:00すぎ ウェールズ語で聖歌

カンタベリー大主教のことばに続き、イギリス連合王国を構成するウェールズのことばで聖歌が歌われました。

イギリス王室は、戴冠式でウェールズ語の歌が歌われるのは初めてだとしています。

作曲者のミーラー氏はホームページで、「グレゴリオ聖歌とウェールズの伝統的な歌をブレンドした」としています。

戴冠式ではこのほか、一部の聖歌がスコットランドや北アイルランドのことばでも歌われます。

19:00 チャールズ国王の戴冠式 始まる

チャールズ国王の戴冠式が首都ロンドンのウェストミンスター寺院で日本時間の午後7時ごろ始まりました。

戴冠式には各国の王族や国家元首のほか、新型コロナウイルスの感染拡大の際に生活に困窮した人の支援に尽力した人など、2200人以上が招待されています。

ウェストミンスター寺院では900年以上にわたり歴代の国王や女王の戴冠式が38回行われています。

18:50ごろ 国王夫妻がウェストミンスター寺院に到着

バッキンガム宮殿を出発したチャールズ国王とカミラ王妃は日本時間の午後6時50分ごろ、戴冠式が行われる首都ロンドンのウェストミンスター寺院の前に到着しました。夫妻が到着すると寺院の鐘が一斉に鳴り始めました。

国王夫妻は伝統的な白のローブをまとっています。

戴冠式はこのあと、日本時間の午後7時に始まる予定です。

18:43 パブリック・ビューイングも

バッキンガムパークのパブリック・ビューイングの会場です。雨にもかかわらず大勢の人たちが見守っています。

18:40 馬車が通過すると沿道から歓声

ウェストミンスター寺院に向かう、国王を乗せた馬車。
沿道から歓声が上がりました。

18:30 ウェストミンスター寺院前では

ウェストミンスター寺院前のメディア用のステージです。各国のメディアが国王夫妻の乗った馬車が到着するのを待ち構えています。

18:25 沿道では大きな歓声

チャールズ国王を乗せた馬車がバッキンガム宮殿から出ると沿道からは大きな歓声が上がり、熱気に包まれました。

多くの人が手を伸ばして、その瞬間をカメラに収めたり、国旗を振ったりしてお祝いしていました。

18:20すぎ 国王夫妻がバッキンガム宮殿を出発

チャールズ国王とカミラ王妃は日本時間の午後6時20分すぎ、6頭立ての馬車「ダイヤモンド・ジュビリー・ステート・コーチ」に乗り、首都ロンドンのウェストミンスター寺院に向けてバッキンガム宮殿を出発しました。

現地では小雨が降るなか、沿道に大勢の人が集まっています。
この馬車はエリザベス女王の即位60年を記念してつくられ、長さは5メートルを超え、重さは3トン以上です。
ウェストミンスター寺院への道のりは2キロあまりで、宮殿から東にのびる「ザ・マル」を進み、トラファルガー広場を通って首相官邸や政府機関の建物が立ち並ぶ「ホワイトホール」を南下する予定です。

17:50 馬車が通過する通りには大勢の人

国王夫妻の馬車が通過する通り「ザ・マル」には大勢の人たちが待ち構えています。

17:30 雨が本降りに

ロンドン市内は雨が本降りになってきました。多くの人が傘をさしていて、トラファルガー広場で国王が通るのを待つ人からは、通りが見えなくなっています。「傘を下ろして!」と叫ぶ声も聞こえています。

17:00すぎ 秋篠宮ご夫妻 戴冠式に参列へ

イギリスを訪れている秋篠宮ご夫妻は、チャールズ国王の戴冠式に参列するため、ロンドン中心部にある宿泊先のホテルを出発されました。

出発の際、モーニングスーツの秋篠宮さまと着物姿の紀子さまは、沿道に集まった人に手を振るなどして車に乗り込まれました。

宮内庁によりますと戴冠式には、イギリス王室から天皇陛下に招待があり、今回、皇嗣である秋篠宮さまが、天皇陛下に代わって紀子さまとともに参列されることになりました。

側近によりますと、5日夕方にロンドンのバッキンガム宮殿で行われた国王主催のレセプションでは、秋篠宮ご夫妻は、チャールズ国王に直接、祝意を伝え、両陛下から言づかった祝意も伝えられたということです。

17:00 ロンドン市内は小降りの雨

ロンドン市内は、国王の出発を前に小降りの雨になってきました。沿道で待つ人たちは用意していたレインコートや傘を取り出します。イギリス国旗=ユニオンジャックの柄の傘の人も。

16:30 ウェストミンスター寺院に一般参列者

戴冠式が行われるウェストミンスター寺院には、一般の参列者が少しずつ入り始めています。雨の天気予報を受けてか、入り口には仮設の屋根が急きょもうけられました。

16:30 君主制に抗議の動きも

トラファルガー広場では君主制に反対する人たちも集まり、「私の王ではない(Not My King)」などとシュプレヒコールをあげて戴冠式に抗議しています。

一方で、沿道でパレードを待つ人たちからは「国王陛下万歳(God save the King)」の声を上げて、君主制反対デモの人たちに対抗する動きも見られました。

15:10 バッキンガム宮殿は静か

普段は大勢の観光客がいるバッキンガム宮殿の周辺ですが、立ち入りが制限され、警察官が警備にあたっています。国王夫妻の出発はおよそ3時間後。静かにその時を待っています。

15:00すぎ 戴冠式ファッションの人たち

沿道の人たちの戴冠式ファッション。戴冠を祝う、「熱い気持ち」が伝わってきます。

15:00 沿道警備には騎馬隊も

沿道警備には騎馬隊も活躍しています。周囲の人たちが写真を撮っていました。

14:00 売店はイギリスグッズで一色

パレードが通過するトラファルガー広場の売店はイギリスグッズで一色。雨の予報もあるため、国旗柄の帽子も人気でした。

14:00前 早朝から大勢の人々

国王の馬車が通る予定の通りです。現地時間の午前6時前にもかかわらず大勢の人で混雑しています。

戴冠式のスケジュールとルートは

バッキンガム宮殿
戴冠式の当日、チャールズ国王とカミラ王妃はイギリスの首都ロンドンにあるバッキンガム宮殿を出発し、ウェストミンスター寺院で戴冠式を行ったあと、バッキンガム宮殿に戻ります。

国王夫妻は当日の朝、馬車に乗って近衛兵などの列とともにバッキンガム宮殿を出発します。
宮殿の中央ゲートを通って祭典や儀式などが行われる「ザ・マル」という通りを進み、1912年に完成した歴史的な建造物「アドミラルティ・アーチ」をくぐって首相官邸や政府機関の建物が立ち並ぶ「ホワイトホール」という通りを南下したあと、国会の周辺を通ってウェストミンスター寺院に入るということです。

戴冠式は現地時間の午前11時、日本時間の午後7時から行われ、チャールズ国王が誓いを述べたあと、イギリス国教会の最高位の聖職者であるカンタベリー大主教の祝福などを受け、王冠が授けられます。

式典のあと、国王夫妻がバッキンガム宮殿に戻る際も同じルートを通りますが、「ゴールド・ステート・コーチ」と呼ばれる1760年代に作られた馬車に乗り、行列にはイギリス連邦の加盟国、「コモンウエルス」の軍隊なども加わってより規模が大きなものになるということです。

公共放送BBCなど複数のイギリスメディアによりますと、エリザベス女王の戴冠式はおよそ8000人が参列して3時間にわたって行われ、行列には1万6000人が加わって全長7キロのルートを通ったということです。

それに比べると今回の一連の行事は簡素なものになるということで、戴冠式の参列者は4分の1の2200人以上、時間は2時間程度になるとみられ、行列のルートの全長も2キロあまりになるとしています。

ロンドン市内のろう人形館では戴冠式前に特別展

有名人のろう人形を展示していることで知られるイギリス・ロンドンにあるろう人形館では、チャールズ国王の戴冠式を前に特別な展示が行われています。

この展示は、イギリス王室を身近に感じてもらおうと、ロンドン市内のろう人形館「マダム・タッソー」が行っているもので、赤いカーペットの上にはチャールズ国王とカミラ王妃、長男のウィリアム皇太子夫妻の本物そっくりの人形が並んで入場客を迎えています。
このうちカミラ王妃の人形は、戴冠式を前に新たに作られたもので、先月末から展示されています。

カミラ王妃の人形は、濃紺のドレスに身を包み、ティアラやネックレスは、エリザベス女王が愛用し、カミラ王妃が受け継いだものを忠実に再現しているということです。


また、戴冠式への出席が発表された次男のハリー王子の人形もとなりに展示されているほか、バッキンガム宮殿のバルコニーを再現した一角では、大型のスクリーンにイギリス国旗を振る多くの人たちが映し出され、王室の一員となった気分を味わうことができます。
この施設では、戴冠式が行われるこの週末、通常より多くの入場客を見込んでいるということで、施設の責任者のジョー・キンジーさんは、「ぜひ人形に近づいて一緒に写真を撮り、特別な瞬間を楽しんでほしい」と話していました。