憲法記念日 改正求める立場 守る立場 それぞれ集会など開催

憲法記念日の3日、憲法の改正を求める立場の人たちや、憲法を守る立場の人たちがそれぞれ集会などを開きました。

憲法改正求める立場 フォーラムで声明

憲法改正を求める立場の「民間憲法臨調」などは東京 千代田区でフォーラムを開き、主催者の発表でおよそ800人が参加しました。
この中でジャーナリストの櫻井よしこさんは、「憲法9条で縛られた自衛隊のあり方は、さまざまな修正を重ねて多少は動ける様になったが根本的な形は変わっていない。こんなことで国民を守ることができるのか。直ちに憲法改正に取り組んでほしい」と訴えました。

そしてウクライナ情勢や北朝鮮のミサイル発射を踏まえて、「防衛体制や危機管理体制を抜本的に是正すべきだ」として各政党に対し、憲法改正の実現に努めるよう求める声明を採択しました。

参加した65歳の男性は「憲法の見直しの議論は避けられてきた部分があるが、戦争がどういう現実なのか見つめ直さないといけない。どう平和を保つか考えるために議論が必要だ」と話していました。

憲法守る立場 集会で訴え

一方、憲法を守る立場の市民団体が東京 江東区で開いた集会には、主催者の発表でおよそ2万5000人が参加しました。
この中で室蘭工業大学の清末愛砂教授は、「人々のささやかな生活や小さな幸せは守られず、一方で勝手な憲法解釈によって軍拡が推し進められている。力による支配を認めるこうした流れを止めるために、思いをともにした人々の輪を広げ、声を出しやすい社会をつくらないといけない」と訴えました。

集会のあと、参加者たちは横断幕やプラカードを掲げ、「憲法改正は望んでいない」とか「平和憲法を守れ」などと声を上げながら、会場の周辺を行進しました。

集会に参加した30代の男性は、「防衛費の増額などが次々と決まっていく動きを見てこのままでは憲法も変えられてしまうのではないかと思い、参加しました。一方的に憲法改正へと流れが進まないように、国民の声で止めないといけないと思います」と話していました。