岸田首相 ガーナで首脳会談など終え ケニアへ向け出発

アフリカを歴訪中の岸田総理大臣は、ガーナで首脳会談などを終え、次の訪問国ケニアに向けて出発しました。ケニアはインド洋に面しているため、3日の首脳会談では「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた協力を呼びかけるものとみられます。

岸田総理大臣は日本時間の2日未明、ガーナでアクフォアド大統領と会談し、ロシアによるウクライナ侵攻を非難し、法の支配に基づく国際秩序が重要だという認識で一致したうえで、ともに国連安保理の非常任理事国として安保理改革などで緊密な連携を確認しました。

そしてガーナでの日程を終え、日本時間の午後6時すぎ、3番目の訪問国ケニアに向けて出発しました。

岸田総理大臣は3日午後、ルト大統領と会談する予定で、ウクライナ情勢に加えスーダン情勢をめぐっても意見を交わし、連携を確認したい考えです。

また、ケニアがインド洋に面していることから「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた協力を呼びかけるものとみられます。

岸田総理大臣は、ケニアへの出発に先立って、記者団に対し「G7サミットの議論につなげていく点を念頭に置きながら、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の重要性を強調し、率直な意見交換を行いたい」と述べました。