強制送還手続き直後に逃走のインドネシア人 入管が身柄確保

28日に、東京 新宿区のインドネシア大使館で強制送還の手続きを終えた直後に逃走したインドネシア人が、30日午後、名古屋市内で見つかり、入管の職員に身柄を確保されました。

出入国在留管理庁によりますと、身柄を確保されたのは、名古屋出入国在留管理局に収容されていた20代のインドネシア人の男です。

不法滞在のため、28日に東京 新宿区のインドネシア大使館で強制送還の手続きを終えて、大使館の前に止めていたマイクロバスに乗ろうとした際に逃走していました。

警視庁などが行方を捜査していたところ、30日午後2時ごろ、名古屋出入国在留管理局の職員が名古屋市内の入管近くのコンビニエンスストアで見つけ、身柄を確保したということです。

男は、現金およそ45万円を所持していて「名古屋入管に出頭しようと昨夜、夜行バスに乗って名古屋に戻った」などと説明しているということです。

出入国在留管理庁は「本件のような逃走事案を発生させ、社会に不安を与えたことを重く受け止め、おわびするとともに再発防止に努めたい」とコメントしています。