カーリング 松村・谷田ペア 世界選手権決勝へ 日本勢で初

カーリング混合ダブルスの世界選手権、日本は準決勝でノルウェーに5対4で勝ち、この種目、日本勢として初めての決勝進出を決めました。日本の過去最高成績は5位で、初のメダル獲得も確定しました。

韓国で行われているカーリングの混合ダブルスの世界選手権は、20チームが2つのグループに分かれて予選リーグを戦い、日本の松村千秋選手と谷田康真選手のペアは世界ランキング13位ながら予選を8勝1敗のグループ1位で準決勝に進出しました。

相手はプレーオフを勝ち上がった世界2位のノルウェーで、試合は第5エンドまで互いに1点ずつを取り合う展開となりますが、3対2と日本リードの第6エンド、ノルウェーにラストショットでストーンをはじかれて2点を奪われ逆転されました。

それでも日本は第7エンドで1点を取って同点に追いつき、不利な先攻で迎えた最終第8エンド、松村選手がラストショットで相手のストーンをはじき出すと、ノルウェーのラストショットは日本のストーンよりわずかにハウスの中心から遠く、日本が1点を奪いました。

この結果、日本がノルウェーに5対4で勝ち、この種目、日本勢として初めての決勝進出を決めました。日本の過去最高成績は5位で、初のメダル獲得も確定しました。

決勝は29日午後2時からで、アメリカと金メダルをかけて対戦します。

試合後、松村選手は「メジャーで計測した結果、勝利が確定し、涙がでるくらいうれしかった。決勝は応援してくださる方に恩返しができるような試合ができるように頑張りたい」と話していました。また、谷田選手は「最後の最後まで来ることができたので、自分たちの持てるものを出し切って、決勝の舞台を楽しんで戦いたい」と意気込んでいました。