そして、1点を追う8回、前を打つ3番のターナー選手が同点となるソロホームランを打ったあと、第4打席で吉田選手が4球目の変化球をとらえ、今シーズン2号のソロホームランを打ちました。
打球速度175.2キロ、飛距離113.9メートルの勝ち越しとなる強烈な1打となり、このあと打線もつながりました。
打者が一巡して、2アウト満塁で再び吉田選手に打席がまわった第5打席は、2ストライクと追い込まれてから4球目の変化球を振り抜き、2打席連続となる3号の満塁ホームランを打ちました。
飛距離は2号ホームランを上回る124メートルで、ライトスタンドの2階席にたたき込む豪快な打球となり、大リーグ移籍後、初めての満塁ホームランとなりました。
吉田選手は4打数2安打6打点の活躍で、打率は2割3分1厘となりました。
レッドソックスは12対5で快勝です。
吉田正尚 1イニング2打席連続ホームラン 日本選手初 満塁弾も
大リーグ、レッドソックスの吉田正尚選手がブルワーズ戦に先発出場し、8回の1イニングに満塁ホームランを含む2打席連続のホームランを打ちました。
吉田選手は23日、相手の本拠地ミルウォーキーで行われたブルワーズ戦に4番・レフトで先発出場しました。
1回の第1打席は、1アウト一塁三塁の場面でライトに犠牲フライを打って先制点を挙げると、3回の第2打席は空振り三振、5回の第3打席はファーストゴロに倒れました。
1イニングにホームラン2本は日本選手初
大リーグで1イニングに2本のホームランを打ったのは、日本選手では吉田正尚選手が初めてです。
記録達成には味方の打線がつながり、1イニングに2打席まわる必要があるためホームランの記録でも珍しく、現役の大リーグ選手ではヤンキースのグレイバー・トーレス選手と吉田選手の2人しか達成していません。
球団によりますと、レッドソックスでは2008年8月にデビッド・オルティーズさんが達成して以来、15年ぶり5人目だということです。
記録達成には味方の打線がつながり、1イニングに2打席まわる必要があるためホームランの記録でも珍しく、現役の大リーグ選手ではヤンキースのグレイバー・トーレス選手と吉田選手の2人しか達成していません。
球団によりますと、レッドソックスでは2008年8月にデビッド・オルティーズさんが達成して以来、15年ぶり5人目だということです。
好調の要因はフォーム改良
吉田選手は8回に打った2本のホームランについて「1イニングでは打ったことはないと思うので初めて。ターナーが同点ホームランで勇気づけてくれて、同点の勢いで何とか自分も出塁したいと考えて打席に立った。きょうは良い1日になった」と落ち着いた様子で振り返りました。
一時は打率1割台に落ち込むなど開幕から大リーグのピッチャーへの対応に苦戦していましたが、ここ4試合は17打数7安打、9打点と持ち味の勝負強いバッティングを取り戻しています。
吉田選手はその要因について、打席でのスタンスを少しオープンにしたことを明かし「コーチと打撃フォームを見直す中で少しずつ余裕を持って打席に臨めるようになった。両目でボールを見ることも意識してタイミングも少しずつよくなってきた」と話しました。
そして「満塁ホームランを打ったインコースのボールは、最初の頃はゴロや凡打になっていたがうまく角度がついてきたので継続していきたい。追い込まれてからの反応としては、うまく回れたと思う」と話し、手応えを感じていました。
一時は打率1割台に落ち込むなど開幕から大リーグのピッチャーへの対応に苦戦していましたが、ここ4試合は17打数7安打、9打点と持ち味の勝負強いバッティングを取り戻しています。
吉田選手はその要因について、打席でのスタンスを少しオープンにしたことを明かし「コーチと打撃フォームを見直す中で少しずつ余裕を持って打席に臨めるようになった。両目でボールを見ることも意識してタイミングも少しずつよくなってきた」と話しました。
そして「満塁ホームランを打ったインコースのボールは、最初の頃はゴロや凡打になっていたがうまく角度がついてきたので継続していきたい。追い込まれてからの反応としては、うまく回れたと思う」と話し、手応えを感じていました。