軍事侵攻続くウクライナでサクラ見頃 住民たちの癒しや励みに

ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナでサクラが見頃を迎え、厳しい生活を強いられている人たちの癒やしや励みになっています。

ウクライナの首都キーウには52年前に京都市と姉妹都市になった縁をきっかけに整備された「京都公園」という名前の公園があり、およそ360本のサクラが植えられていることからサクラの名所として親しまれています。

ことしも気温が氷点下まで下がる厳しい冬が終わって春らしい陽気となり、サクラが見頃を迎えています。

公園では写真を撮ったり花の香りを楽しんだりする家族連れや、ベンチに座ってひなたぼっこをしながらサクラを眺める人たちの姿が見られました。

サクラを見に訪れた人たちは「日本と同じようにウクライナにも花見の伝統があり、毎年、サクラが咲くのを楽しみにしているんです」とか、「戦争という厳しい時期にサクラは私たちを励ましてくれます。元気になれるものを求めて見に来ました」などと話していました。