「江の島岩屋」洞窟の中の壁面でプロジェクションマッピング

神奈川県藤沢市の江の島にある洞窟「江の島岩屋」が、市の観光施設として開かれて30年になるのを記念して、18日から洞窟内で江の島の伝説を紹介する映像の投影が行われます。

「江の島岩屋」は、波の浸食でできた洞窟で、1993年4月18日に市の観光施設として開かれてから18日で30年になります。

藤沢市観光協会では30年を記念して、洞窟の中の壁面に、江の島の伝説を紹介する映像を投影するプロジェクションマッピングを行うことにしました。

映像は、縦6メートル、幅10メートルほどの大きさで、5つの頭をもつ龍が美しい天女に魅せられて改心するまでを3分ほどにまとめました。

17日は、報道関係者向けに事前上映が行われ、映像が洞窟の壁面に映し出されると、居合わせた観光客が楽しんでいました。
横浜市の20代の女性は「江の島の伝説が、映像で鮮明にわかりやすく伝わりました。見られてよかったです」と話していました。

藤沢市観光協会の湯浅裕一会長は「江の島は景観豊かな観光地で、歴史があるのも魅力です。神秘的な自然の残る岩屋は、島の裏側にあり、来るのは少し大変ですが、ぜひ訪れてもらいたいです」と話していました。

「江の島岩屋」のプロジェクションマッピングは、4月30日まで行われます。