警察によりますと、9日午前2時半すぎ、兵庫県尼崎市若王寺の住宅街で乗用車が道路脇の電柱に衝突しました。
事故の直前、南東におよそ1キロ離れた交差点で、警察官がこの車を見かけ、ドライバーの男性に職務質問しようと声をかけたところ、車は急発進したということです。
パトカーがサイレンを鳴らして後を追いましたが、現場の手前で追跡を打ち切りました。
その後、この車が事故を起こして止まっているのをパトカーが発見しましたが、ドライバーは車を放置して現場から逃走していて、車内には20代と50代の女性2人がいたということです。
このうち20代の女性が左腕に軽いけがをして病院に運ばれました。
警察は、事故からおよそ2時間後の午前5時ごろ、車を運転していたとみられる男性を発見し、任意で事情を聴いているということです。
この事故で現場の電柱は大きく折れ曲がり、関西電力送配電によりますと、午前11時半の時点で現場付近では25軒が停電していて、復旧作業が続いているということです。
パトカーが追跡の車が電柱に衝突 現場周辺は停電に 兵庫 尼崎
9日未明、兵庫県尼崎市で、パトカーに追跡された車が住宅街の電柱に衝突し、ドライバーは車を放置して逃走しました。
現場付近では停電が起きています。
現場近くに住む男性「地響きがして地震かと思った」
近くに住む19歳の男性は、「地響きがして、地震かなと思ったら電気が消えました。最近よく言われている南海トラフの地震かと思いましたが、『何やろな』と外をのぞいてみたら車が突っ込んでいました」と話していました。