大型連休中の国内旅行 コロナ禍前と同水準まで回復の見通し

ことしの大型連休中に国内旅行をする人は、延べ2450万人と、コロナ禍前の2019年と同じ水準まで回復するという見通しを旅行会社がまとめました。

大手旅行会社のJTBは、アンケートや経済指標などをもとに大型連休中の旅行の見通しを調べました。

それによりますと、今月25日から来月5日までに1泊以上の国内旅行に出かける人は、延べ2450万人と試算しています。

これは、去年の同じ時期と比べて53%多く、コロナ禍前の2019年と同じ水準まで回復する見通しだとしています。

また、大型連休中に旅行に行くなどと回答したおよそ2000人にアンケートを行い、旅行の出発日を聞いたところ「5月3日」が21%と最も多く、次いで「4月29日」が17%などとなっています。

さらに旅行日数について尋ねたところ「1泊2日」は39%「2泊3日」は33%と合わせておよそ7割に上りました。

一方、海外旅行に出かける人は、20万人と、2019年の5分の1程度にとどまる見通しだということです。行き先としてはハワイと韓国が多いということです。

調査した旅行会社は「ことしの大型連休は物価高などの影響もあり、国内旅行では近場の旅行先などが選ばれる傾向がみられる」と分析しています。