大手流通グループで入社式 約3500人が決意を新たに

新年度を迎えた4月1日、大手流通グループでは入社式が行われ、およそ3500人の新入社員が決意を新たにしました。

流通大手のイオンは例年、4月1日にグループで合同の入社式を行っていて、ことしはおよそ3500人の新入社員が全国7か所の会場に集まり中継でつなぐ形で行われました。

グループの本社がある千葉市内の会場にはおよそ1100人が集まり、岡田元也会長が「変化を先取りし、より便利で快適な生活をお客様にお届けできるよう努めてもらいたい」とあいさつしました。
このあと、新入社員が社長に質問する場が設けられ、客のニーズをどうとらえるかを問われた吉田昭夫社長は「多くの情報をみずから取りに行き、お客の行動を想定することが重要だ」などと応じていました。

会社によりますと、新型コロナの感染拡大を受け、3年前は合同の入社式は行わず、おととしはオンライン開催としましたが、去年に続きことしは対面で開催しました。

ただ、マスクについては、今の社内のルールに基づき、新入社員にも着用を求めたということです。

新入社員の1人は「身が引き締まる思いです。今までオンラインで就活をしてきたので、こうやって大勢で集まれる機会があったことをうれしく思います。挑戦を恐れず、自分の頭で考えて行動する社会人になりたいです」と話していました。