福島 三春町「滝桜」満開迎える “観測史上最も早い”

福島県三春町の国の天然記念物「滝桜」が、4月1日に満開を迎え、多くの人たちが花見に訪れました。町によりますと、4月1日の満開の発表は観測史上、最も早いということです。

三春町の「滝桜」は、高さが13メートル、樹齢が1000年を超えるとされる「ベニシダレザクラ」で、国の天然記念物に指定されています。

枝を彩る桜の花が滝のように見えることから「滝桜」と呼ばれています。

ことしは3月に暖かい日が続き、町が観測史上、最も早い3月27日に「滝桜」の開花を宣言したばかりでしたが、5日後の4月1日に、こちらも観測史上、最も早く満開を発表しました。

晴天に恵まれた1日は多くの人が花見に訪れ、「滝桜」の周囲をゆっくりと歩いて鑑賞したり写真を撮ったりして楽しんでいました。

ことしは4年ぶりに場内で飲食ができるようになり、露店で買ったものを片手に花見をしている人も大勢いました。

県外から夫婦で訪れていた30代の男性は「関東から来ました。まさかきょう、福島で満開の桜が見られると思っていませんでした。迫力があってすごいです」と話していました。