大手銀行 住宅ローン金利引き下げ相次ぐ 長期金利低下で

欧米で金融不安が広がったことを背景に長期金利が低下する中、大手銀行の間では、来月適用する住宅ローンの固定金利の水準を引き下げる動きが相次いでいます。

住宅ローンの金利は、長期金利の水準などを参考に各銀行が決めています。

この長期金利は、アメリカで銀行の経営破綻が相次いだことなどで欧米で金融不安が広がったことを背景に、今月上旬以降、低下しています。

こうした中、大手銀行が来月適用する住宅ローンの固定金利の水準をそろって発表し、このうち
▽三菱UFJ銀行は、10年固定の住宅ローンについて、4月から適用する最も優遇する場合の金利を0.13ポイント引き下げ、年0.95%にします。
また、これと同じ条件の住宅ローンの金利について
▽三井住友銀行は0.3ポイント引き下げて、年0.89%に
▽みずほ銀行は0.25ポイント引き下げて、年1.2%に
▽三井住友信託銀行は0.18ポイント引き下げ、年1.19%にします。

一方、短期金利と連動する変動型の住宅ローンの金利は各行とも据え置くことにしています。