スズキ「エブリイ」など5車種で不具合 約36万台リコール

自動車メーカーのスズキは、「エブリイ」などの軽貨物車5車種で変速機に不具合があり、走行できなくなるおそれがあるとして、およそ36万台のリコールを国土交通省に届け出ました。

リコールの対象となったのは、スズキの「エブリイ」や「キャリイ」と、スズキが製造し日産自動車が販売した「NV100 クリッパー」、マツダが販売した「スクラム」、それに三菱自動車工業が販売した「ミニキャブ」の5車種の軽貨物車、合わせておよそ36万台です。

製造期間は車種によって異なりますが、2014年8月から2021年7月までです。

国土交通省によりますと、搭載されている変速機に不具合があり、変速できずに走行できなくなるおそれがあるということで、これまでに事故は確認されてないものの、800件の不具合が報告されているということです。

スズキなどは3月31日から販売店で点検し、必要に応じて部品の交換を無償で行うことにしています。