東海大菅生高校の上田崇監督は「エラーやミスも多かったなかで、何とか粘り強く戦うことができました」と、5回以降、毎回のようにピンチを迎える展開になった試合を振り返りました。
それでも粘りの投球で相手打線を完封したエースの日當投手に対しては「低めの変化球をしっかり投げられていたことが、抑えることができた要因だと思います。100点とはいかないですが、要所を抑えてくれたので、本来のピッチングができました」とねぎらっていました。
史上初となる2回目の大会連覇を狙う大阪桐蔭高校と対戦する、準々決勝に向けては「全力でただやるだけだと思いますので、相手がどこであろうと自分たちの野球をやれば、勝ちにつながると思います。なるべくエラーをなくして接戦で戦いたい」と話していました。

高校野球 センバツ 東海大菅生 沖縄尚学に競り勝ち準々決勝へ
センバツ高校野球、大会9日目の第2試合は、東京の東海大菅生高校が沖縄尚学高校に1対0で競り勝って、準々決勝に進出しました。
東海大菅生は、エースの日當直喜投手が1メートル90センチの長身から投げ下ろす角度のある速球と鋭く落ちるフォークを織り交ぜ、3回までに5つの三振を奪いました。
対する沖縄尚学も、今大会初登板の儀部皓太朗投手が打たせて取るピッチングで3回を無失点に抑え、序盤は投手戦となりました。
東海大菅生は4回、2本のヒットで1アウト一塁三塁のチャンスを作ると、5番の新井瑛喜選手がセンターへの犠牲フライを打って1点を先制しました。
沖縄尚学は5回からエースの東恩納蒼投手が2人目でマウンドに上がると、ヒット1本に抑える好投で味方の援護を待ちました。
打線は5回以降、毎回得点圏にランナーを進めてチャンスを作りましたが、東海大菅生の日當投手は最後まで的を絞らせず、119球を投げて完封し、東海大菅生が1対0で競り勝って、2年ぶりの準々決勝進出となりました。
沖縄尚学は、チャンスにあと1本が出ず、好投したピッチャー陣を援護できませんでした。
東海大菅生 上田監督「粘り強く戦うことができた」
東海大菅生 日當投手「接戦をものにできてよかった」
完封した東海大菅生のエースの日當直喜投手は「スライダーなど、調子のよい変化球を使って強力な相手打線を“かわす投球”で抑えました。もっとできることはあると思いますが、接戦をものにできてよかったです」と振り返っていました。
一方、味方のエラーで再三のピンチを招いた場面には「仲間がエラーしてもカバーするのがエースであり、それをカバーできなかったら本物のエースではないと思っています。自分が背中で見せる意識を持ち、自分が打たれたらこのチームはそこまでだと考えて投げました」とエースとしての自覚を口にしていました。
一方、味方のエラーで再三のピンチを招いた場面には「仲間がエラーしてもカバーするのがエースであり、それをカバーできなかったら本物のエースではないと思っています。自分が背中で見せる意識を持ち、自分が打たれたらこのチームはそこまでだと考えて投げました」とエースとしての自覚を口にしていました。
沖縄尚学 比嘉監督「犠牲フライの1点が重く響いた」
沖縄尚学高校の比嘉公也監督は「最後まで犠牲フライの1点が重く響いたと思います。相手のミスから何回か得点のチャンスがあったが、そこでの点の取り方をもう少し工夫すればよかったと自分自身の反省もあります」と悔しさをにじませました。
また、6回のスクイズ失敗でダブルプレーとなった場面は「内野フライを恐れて、セーフティースクイズで転がせば1点入るという作戦でしたが、ダブルプレーをとられたのが本当に痛かったなと思います」と振り返り「劣勢でも点を取れるようしっかり練習を重ねて、夏の甲子園に戻って来られるように頑張りたいです」と前を向いていました。
また、6回のスクイズ失敗でダブルプレーとなった場面は「内野フライを恐れて、セーフティースクイズで転がせば1点入るという作戦でしたが、ダブルプレーをとられたのが本当に痛かったなと思います」と振り返り「劣勢でも点を取れるようしっかり練習を重ねて、夏の甲子園に戻って来られるように頑張りたいです」と前を向いていました。
沖縄尚学 佐野主将「期待に応えられず悔しい」
沖縄尚学高校のキャプテン、佐野春斗選手は「全国レベルのピッチャーやチームに対して力不足が目に見える試合で、得点するチャンスはありましたが、生かせませんでした。応援の期待に応えられなかったことが悔しいです」と話していました。
夏の大会に向けては「守備やバント、走塁など重圧のなかでのプレーの成功率を上げて隙のないチームにして、必ず夏は甲子園に戻ってきたいと思います」と力強く話していました。
夏の大会に向けては「守備やバント、走塁など重圧のなかでのプレーの成功率を上げて隙のないチームにして、必ず夏は甲子園に戻ってきたいと思います」と力強く話していました。
東海大菅生 再三ピンチ招くもエースが完封
東海大菅生高校は守備のミスから再三ピンチを招きましたが、エースの日當直喜投手が最後まで失点を許さず、息詰まる投手戦を制しました。
徳島の城東高校との初戦を4人の投手リレーで逃げきった東海大菅生は、28日の沖縄尚学高校との試合ではエースの日當投手を先発のマウンドに送りました。
日當投手は1メートル90センチの長身から投げ下ろす角度のある速球や鋭く落ちるフォークボールが持ち味のピッチャーです。
3回には連続三振を奪って2アウトとしたあと、セカンドがフライを落球するミスなどで2アウト三塁としましたが、日當投手は鋭く落ちるフォークボールで後続のバッターを三振に打ち取りピンチを切り抜けました。
チームが1点リードで迎えた8回、再びセカンドのエラーでピンチを招きましたが、日當投手は「仲間がエラーしてもカバーするのがエース」と、冷静に打たせて取るピッチングで無失点に抑えました。
東海大菅生はこの試合、エラー3つと守備が乱れ、5回以降は毎回得点圏にランナーを進められる苦しい展開となりましたが、日當投手が再三のピンチにもあと1本を許さず、119球を投げて完封しました。
試合のあと日當投手は「エースとしての自覚を持ってマウンドに臨み、仲間のミスをカバーできてよかったです。これから先も試合が続きますが、味方のエラーもしっかりカバーしてもっと信頼されるピッチャーになりたいです」と話していました。
エースの強い思いが2年ぶりのベスト8進出を決めたチームを支えています。
徳島の城東高校との初戦を4人の投手リレーで逃げきった東海大菅生は、28日の沖縄尚学高校との試合ではエースの日當投手を先発のマウンドに送りました。
日當投手は1メートル90センチの長身から投げ下ろす角度のある速球や鋭く落ちるフォークボールが持ち味のピッチャーです。
3回には連続三振を奪って2アウトとしたあと、セカンドがフライを落球するミスなどで2アウト三塁としましたが、日當投手は鋭く落ちるフォークボールで後続のバッターを三振に打ち取りピンチを切り抜けました。
チームが1点リードで迎えた8回、再びセカンドのエラーでピンチを招きましたが、日當投手は「仲間がエラーしてもカバーするのがエース」と、冷静に打たせて取るピッチングで無失点に抑えました。
東海大菅生はこの試合、エラー3つと守備が乱れ、5回以降は毎回得点圏にランナーを進められる苦しい展開となりましたが、日當投手が再三のピンチにもあと1本を許さず、119球を投げて完封しました。
試合のあと日當投手は「エースとしての自覚を持ってマウンドに臨み、仲間のミスをカバーできてよかったです。これから先も試合が続きますが、味方のエラーもしっかりカバーしてもっと信頼されるピッチャーになりたいです」と話していました。
エースの強い思いが2年ぶりのベスト8進出を決めたチームを支えています。