札幌市長選挙 現職と新人 3人が立候補

札幌市長選挙は、現職と新人の合わせて3人が立候補しました。

札幌市長選挙に立候補したのは、届け出順に、いずれも無所属で、
▽新人でNPO法人事務局長の木幡秀男氏(62)
▽3期目を目指す現職、秋元克広氏(67)
▽新人で市の元市民文化局長の高野馨氏(64)
の3人です。
札幌市長選挙は、3期目を目指す現職に新人2人が挑む構図で、札幌市が目指す2030年冬のオリンピック・パラリンピック招致の是非が最大の争点です。

▽大会招致を目指す現職の秋元氏を立憲民主党と地域政党の新党大地が推薦。自民党、公明党、国民民主党の地元組織が支持しています。

これに対し、▽市の元局長で、招致反対を掲げる政治団体の代表を務める高野氏が立候補したほか、▽共産党が推薦するNPO法人事務局長の木幡氏も招致に反対しています。
木幡秀男氏は、「反省も解明もなく、2030年に札幌でオリンピックを開催することはできない。私はきっぱりと中止を約束したい。使わなくなった税金は暮らし、福祉優先に切り替えていく」と訴えました。
秋元克広氏は、「冬季オリンピックを開催することの意義は大きい。東京大会で何が起きたのか、そのことをしっかりと反省したうえで、次のステップに進み、市民とともに札幌を盛り上げていきたい」と訴えました。
高野馨氏は、「今のずさんな開催計画は容認できるものではなく、住民投票を実施して民意を確認すべきだ。今こそ、参政権を市民が行使し、民主主義で冬季五輪の招致の是非を決めるべきだ」と訴えました。