大相撲春場所千秋楽 2敗の大栄翔と3敗の霧馬山が結びの一番

大相撲春場所は26日に千秋楽を迎え、2敗でトップに立つ小結・大栄翔と星の差1つの3敗で追う新関脇の霧馬山が結びの一番で対戦します。大栄翔が勝てば2回目の優勝が決まり、霧馬山が勝てば2人の優勝決定戦にもつれこみます。

春場所は14日目の25日、2敗の大栄翔が勝ち、3敗だった3人のうちただ1人、霧馬山が不戦勝で勝ち星を伸ばしたため、優勝争いはこの2人に絞られました。

そして千秋楽の26日、大栄翔と霧馬山が結びの一番で直接対決することになりました。

大栄翔が勝てば優勝し、霧馬山が勝てば優勝決定戦にもつれこみます。

2人の過去の対戦成績は霧馬山が7勝6敗と勝ち越していますが、この2場所は大栄翔が勝っています。

大栄翔は今場所、相手の動きをよく見ながら得意の突き押しで攻める相撲で白星を重ねてきました。

2年前の初場所以来、2回目の優勝がかかる一番でも動きのよい霧馬山を相手に持ち味を生かして主導権を握りたいところです。

一方、初優勝を目指す霧馬山は新関脇として臨んだ今場所、7日目までに3敗を喫したものの、中日8日目以降は得意の左四つの相撲で勝ち星を伸ばしてきました。

25日の14日目は不戦勝となりましたがここでリズムを崩さず、優勝決定戦に持ち込むためにも大栄翔の突き押しをしのいでまわしを取って攻めたいところです。