カーリング女子世界選手権 日本 カナダに敗れ準決勝進出ならず

カーリング女子の世界選手権、ブレーオフに進んだ日本は、強豪のカナダに延長戦の末4対6で敗れ、準決勝進出はなりませんでした。

スウェーデンで行われているカーリング女子の世界選手権は、出場13チームによる総当たりの予選リーグの結果、日本代表のロコ・ソラーレは終盤の4連勝で7勝5敗の6位でプレーオフに進みました。

日本は25日、準決勝進出をかけ予選3位の強豪・カナダと対戦し、2対2の第6エンド、日本は複数得点のチャンスで、スキップ・藤澤五月選手のラストショットがミスとなり、カナダのストーンをハウスの中心に近づけてしまい、逆に1点を奪われました。

その後、1点ずつを取り合い、3対4と相手リードで迎えた第10エンド、有利な後攻の日本は複数得点を狙いにいきますが、スキップ・藤澤選手のラストショットは1点どまりで同点となり、延長戦に入りました。

延長の第11エンド、日本は、藤澤選手がラストショットでカナダのナンバーワンのストーンをはじき出そうとしますが、出しきることができませんでした。

このエンド、2点を奪われて日本はカナダに4対6で敗れ、準決勝進出はなりませんでした。

試合後、スキップの藤澤五月選手は「敗因は10エンド目に私がショットを決めきれなかったこと。勝てる展開をみんなが作ってくれたが、あの1投だけが負けの原因だと思う」と悔しさを口にしました。

リードの吉田夕梨花選手は「勝つチャンスを作り続けて最後は負けてしまい、結果だけにフォーカスすると悲観的になりそうになるが、やってきたものは悪くなかった。大会序盤は自分たちのカーリングができなかったが、よい戦いをして右肩上がりで大会を終えられたのはポジティブなところかなと思う」と話していました。

セカンドの鈴木夕湖選手は「ずっと接戦で惜しい試合だったが、カナダが最後はしっかり決め切ったので残念だがやりきった。久しぶりの世界選手権ですごく楽しかったし、また戻ってきてリベンジしたい」と話していました。

サードの吉田知那美選手は「予選の最初に負け続け、底力がないとそのまま予選敗退していたと思うが、そこからはい上がる強さはしっかりとつけてこられたんだなと成長も実感できたので、よい大会だったと言いたい」と合わせて13試合を戦った大会を評価していました。