G7広島サミット前に高校生が安全保障や気候変動など議論 東京
5月に開かれるG7広島サミットに若者の声を生かしてもらおうと、高校生たちが安全保障や気候変動などさまざまな課題について議論する「高校生G7サミット」が都内で開かれました。
この催しは、G7広島サミットに向けた関連イベントとして東京・渋谷区にある国連大学などが開き、オンラインも含めて全国の高校生およそ140人が参加しました。
参加者たちは、「平和と安全」や「気候・環境」など5つのテーマについて、グループに分かれて議論を交わしました。
このうち平和と安全のグループでは、核兵器の廃絶に向けて核を保有している国での議論に市民が参加できる機会を作ってほしいという意見や、平和な世界を作るために各国の若者たちが交流して相互に理解を深められる場を設けてほしいといった意見が出されていました。
各グループで出された意見は、提言文としてまとめられ、G7広島サミットに出席する各国首脳に届けられるということです。
参加した高校1年の男子生徒は、「議論をすることで、これまで関わりのうすかった国際課題を自分事として捉えることができました。G7広島サミットでもどのような議論になるか注目したいです」と話していました。
